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ギエム カザルス ドゥダメル 

 

なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。

 

今月はたまたまいい出逢いが三度続いた。

またもや歯科とは関係ない個人的嗜好について少しだけ。

 

まずは、数日前テレビで放映されていたシルヴィ・ギエムの「あの」ボレロ(振り付け モーリス・ベジャール)。私と同い年である世界最高のプリマだ。15年前の来日時、生で舞台を見ていたが、当時はジョルジュ・ドンではなく、女性らしいしなやかな肢体にすこし違和感があったことを少しがっかりしてみた記憶がある。もう恐らくは最後であろう今回の舞台では、以前より筋肉質になり性別を超えた抽象性を体現していた。この15年どれだけの節制をしてこのパフォーマンスを維持しえたか?そのことを考えるとテレビの前で少し胸が熱くなった。自分のだらけた体型を恥じた。

 

次はパブロ・カザルス。

チェリストとしては伝説であり神。その「バッハ/無伴奏組曲」は至高の聖書といったところか。

多少なりともチェロに興味のある者であればマストアイテムである。ところが私は今まで持っていなかった。というのも1930年代の録音で、レコード時代はおろかCDに復刻されてもどうにも土管から聞こえてくるような古い音から「音楽」を聴きだすのはなかなか困難であるからだ。

ところが、盤質良好な私家版SPレコードからの復刻CDが発売されていたのを発見した。ノイズが混じっているものの、かなり自然でレンジ感のある音に再現されている。我が家の20年前の旧式ステレオシステムとも相性がいい。はじめてのリアルな熱いカザルス体験をした。

そして、どういうわけかこれがディスカウントで二枚組1000円・・・。ありえない話だ。昔は3枚組LPレコードで7-8000円していたはずなのに。あの世でカザルスは泣いているだろう。少なくともカタルニアの鳥のようにピース、ピースと鳴いてはいまい。

 

最後はグスターボ・ドゥダメル。

まず名前からしてクラシック畑っぽくない。「ベネズエラ発」、「ユースオーケストラ」を振って、しかもまだ「28歳」!!と驚きばかりである。

まだまだすごい才能が出現する可能性がある、世界はまだまだ未知なのだと思い知らされる。

ご存じない方は、詳細を他サイトで検索いただきたい。おそらく、観た人、聴いた人すべてが興奮と絶賛のコメントのはずだ。このまぶしい若さから素直に元気をもらえる新しい地平の好演奏だ。

 

現在・過去・未来のスーパースターたちのそれぞれのパフォーマンスに出逢い、だれかに話したくなるような一ヶ月だった。 

 

書き始めたら本当に歯科とは全く接点なく、ぜんぜん「少しだけ」ではなくなった(笑)。

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