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真夏の夜の夢

こんにちは、なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。

 

祇園祭の巡行、なでしこジャパンの快進撃と、暑い夏に熱いイベントが目白押しの私にとってはささやかな夢の2.5連休が終わった。

 

年初から依頼されていた専門誌への論文も脱稿のめどが立った頃、三月書房さんへ注文していた本が届いた。

 

作家の池澤夏樹氏が以前京都大学の文学部生へ行った夏季特別講義が書籍化されたもの。私も少しだけ夏休みの学生気分になって読んでみた。

内容は20世紀世界文学総論といったところだが、その作品の成立背景や文学史上の位置づけを行い、最終的に、「20世紀ってなんだったんだ、文学って何なんだ」ということを浮き彫りにしようという試みだ。

 

具体的にはスタンダールからピンチョンまで10作品が教材として選択され、学生はそれを事前に読んできておくことがノルマだったらしい。積み上げるとなんと40cmを超えるとのこと。

洋の東西、広範な知の体系から俯瞰して、時に脱線して紡ぎあげられる20世紀タペストリーはわくわくし、暑い夜がなお熱くなった。

中でも「ジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』の章」では、「そもそもインテリなんてものは普通に2,3か国語は話せるものだ」なんて挑発したりなんかする。僕なんかは人前でそんなことを言う度胸はないので「えーと、まあ英語ぐらい話せたりしたら、もしかするといくらか役立つんじゃないんでしょうか、たぶん、、、。」なんてごまかしたりするが、さすが池澤氏はブレない。正論である。

 

しかし何と、恵まれた講義だろう?これから文学という知の大海原へ旅立つ学生に向けて、その確かな海図を広げて見せて、さぁ後はお前さんらで漕ぎ出でなさいと。彼らはこれから、この海図をもとに知の細部を探求していくのだろう。

 

 

何のための研究か、誰のための技術か?と時々首をかしげるようなことが多い歯科医学界において、こうした講義はできないものであろうか?と考えた。

時代を変えた2-30程度の主要論文(この場合はもちろん英語)を期日まで読むよう渡しておいて、各論文の執筆背景、歯科医学史上の意義といったものを概説し、今世紀のスタンダード、本流というものを投射して示すことのできる人材はいるだろうか?残念ながら私には歯科界の池澤夏樹氏は即座に思い浮かばない。

 

仮にそんな授業があって、すべてのドクターがそんな授業を受けることができたなら、患者不在の技術革新の袋小路化、あるいは経営至上主義という不健康な歯科界の現状を根本から変革できると思うのだが、、、

 

と、暑い夜、夢ともつかない妄想にとらわれながら目を覚ましたら既に窓が明るい!?

なでしこジャパンは優勝してしまっていた。しまった!!

 

 

しかし、その前にノルマをクリアして講義室にたどり着ける学生がいないか、、、。

やっぱり真夏の夜の夢だ。

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メインテナンスに通う習慣を

こんにちは。なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 歯科衛生士の横谷です(^^)

 

蒸し暑い季節がやってきましたが、今年は節電で猛暑の夏ですね。。

熱中症に注意して乗りきりましょう!!

 

ところで、私は5月末、日本歯周病学会の学術大会とPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の提唱者である、予防歯科の権威、スウェーデンのアクセルソン教授のセミナー↓に出席させて頂きました☆

 

               

 

そして、今月頭は「インプラントカンファレンス」へ参加し、メインテナンスの重要性をあらためて実感させられました!

 

皆様、お口の健康への意識が高くなってきてはいますが、まだまだ痛くなったり、詰め物が外れたら、歯医者を思い出す方が多いと思います。

それは一度治療が終わった方も同じで、やっと終わったという感覚であって、「次はメインテナンス」とは、なかなか考えにくいものかもしれません。私も患者様の立場だったら、そうだったかもしれません。

 

しかし、例えばインプラントを埋入された方の場合、ある程度のセルフケアを行っていたとしても、日々様々な変化が起きる可能性がありますが、それを自分で感じたり、見て発見するのは、よっぽどの症状がない限り難しいでしょう。私達でも視診だけで判断はできないと言うのが今回のお話でした。

 

それなりの目をもったうえ、必要な道具で診査をして、そのうえで炎症のコントロールを行なう。のが、私達衛生士の仕事でインプラント周囲炎の予防だと!!

 

そして、エビデンスベースで、プラーク(歯垢)除去が炎症のコントロールには何よりも大事と立証されています。

 

単純だけど、現に症例でも研究でも分かっている紛れもない事実なのです。

 

実際インプラントと天然歯が混在している口腔内で、きちんと三年以上、定期的にメインテナンスを行ってる方を対象にした研究では、重度のインプラント周囲炎の割合は、2%にも満たなかったそうです。

 

長くなりましたが、インプラントも歯周病と同様な状況になりえるという事、自分の歯が混在するなら、そこにプラーク、炎症がみられれば、インプラントにもリスクがあるという事をよくよく理解したうえで、自分の口腔内は自分で守るという意味でも、セルフケアとメインテナンスを是非心がけましょう。

なお、なかい歯科ではインプラント治療後、一年間はインプラントに関してのメインテナンスは無料、一年後からは本数に応じて自費治療でケアしておりますので、よろしくお願い致します。

 

私達は、出来る限り患者様個々に応じたメインテナンスを提供できるよう日々努力していきたいと思います。

 

 

 

最後に、そんな私達の強い味方が六月に仲間入りしたので、紹介したいと思います。

最新型超音波スケーラー 「バリオス970」です。。院長有難うございます(^-^)/

 

                                                           

 

 

口腔内にやさしい器械ですし、度々登場するので、よろしくお願いします。。

 

 

次回は楽しいお話をお届けできたらと思います♪

 

七月は祇園祭。京都の夏を楽しみましょう!!

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