インプラント使い回し事件に思うこと
こんにちは。なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。
本日休院日、母校広島大学へ。
なじみの店で久しぶりにお好み焼きを一枚。ちなみに、日本各地で「広島焼き」なる妙な呼称で知られる広島風お好み焼き(こんな呼び名は当地にはない!)とは一線を画する、久方ぶりの正調の味だった。
さて、我が業界内に広島焼き以上に妙な事件が起きた。
「インプラント使い回し事件」だ。事件の詳細は各メディアで詳しく出た。
まだ、司法判断が下ったわけではないから、あくまでこれらの疑惑が事実であったとして考えてみる。
容疑者とされている歯科医師は、激しい広告で多数の患者さんを集め、1本16万円という破格の費用でインプラントを行っていたという。
これが本当なら、以前ブログに書いた「医療の適正価格」で危惧していた「銀座眼科レーシック事件」と同一構造の事件だ。普通に考えて変な話である。しかし、その「普通に考えたら」が万人に共通する「普通」でないことがあるから、こうした事件は後を絶たない。
あり得ないようなおいしい話でだまされる詐欺事件や、宗教への入信トラブルとか・・・。
こんな目に合わないために医療受益者たる患者さんの具備すべき力、最近それを「患者力」と呼ぶ。受診への強い熱意と治療への能動的参画、治療に対する理解、客観的論理的思考、そして良医を選べる目。これらの総合力を身につけることだ。
とてもとても大事なこと。
この患者力があれば、その多くは希望通りあるいはそれ以上の治療結果となり自身の利益となり喜びとなる。患者さんの喜びは我々医療供給側にとってなによりのご褒美であり、相互理解によりますます治療はやりやすくなり、当然結果もついてくる。治療(仕事)の「本当の喜び」「本当の楽しみ」がそこに生まれる。
私は強いこの能力を持った方々の期待により応えられるよう、今日もまた勉強しています。自分でも判然としないこのパッションの起源、それはたぶん本当の喜びに出会うため、湧き上がるものなのだと思うのです。

