村上春樹とシェーンベルクあるいは1Q84のヤナーチェク
こんにちは。なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。
村上春樹氏の長編新刊「1Q84」が出た。
三月書房さんから朝一番に連絡をもらい、昼休みに早速最初の3ページほど目を通した。
物語り冒頭、タクシーのFMラジオからはヤナーチェクのシンフォニエッタが流れている。それに対してのいつもの比喩を交えたくだりで物語は動き出す。当院のBGMには英国のクラシック音楽専門局が流れているが、さすがにヤナーチェクはなかなか流れない。
「まずはヤナーチェクからか!!」と突っ込みを入れたくなるような個人的には鮮烈な設定だ。ご存知の方も多いと思うが、この曲は乾いた金属的な、それでいて何かに収束するでもない不思議な東欧的な旋律のブラスのユニゾンから始まる。
東京、1984年から始まる物語。
1984年といえば、その年私は東京にいた。
当時、一度だけ村上氏を見かけたことがある。今はない渋谷のデパート地下のレコード屋で、グールドの弾くシェーンベルクのピアノコンチェルトのジャケットに手をだそうとしたとき、横から手を伸ばしてそれをさっさとレジに持っていって買われてしまった、その人が村上春樹氏だった。
声をかけるにそれらしい理由もなく、たぶんそんなミーハーな声をかけられても迷惑だろうと思い、ただ呆然と会計を済ますのを遠目に眺めていた。ゴールドカードだったことを覚えている。笑
どこかのエッセイでこの曲に関して言及している箇所があったはずだ。
そんなことをとめどなく思い出しながら、とりあえず読むのは冒頭三ページにとどめ、午後の診療へうつった。
週末は会合やらセミナーやら自分の学習やらいろいろ忙しい。
が、夜中に一気に読んでしまいそうな予感・・・。

