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こども(おとな)みらい館

なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。

近所に「こどもみらい館」という施設がある。京都市が、乳幼児を中心とした子育てに対するあらゆる支援を目的に運営している施設だが、その中に子育て図書館というものが併設されている。「子育て」の名のとおり、一般書籍の類はほとんど見かけないが、私にとっての必要機能は充分に具備している。

実は、文献の収集方法に困っていた。以前にもこのブログで書いたことがあるが、科学的根拠をもとにした治療の実践の基本はまず原典、つまり原著論文(一次情報)を読むことである。それも質の高い論文(多くは国際英文誌)を吟味して批判的に読むことである。一般に、受け売りでオーソリティーから聞いたこと、専門商業誌で書かれていたことなどは二次情報、三次情報といって情報の質は下位に位置する。

ところが、この「論文」というものは、書店で売っていない。簡単に手に入るものではない。

一般的には海外の学術誌専門出版社から定期購読するか、それを購入している大学図書館で複写するしかない。ネットがあれば、自分の知りたいテーマの論文を検索エンジンでピックアップしその要約を読めるところまでは無料で出来る。ところが全文は読めないようになっている。当院では内外の当該学術誌を月に7冊定期購読しているが、自分が知りたい重要論文がそれ以外の専門誌上に掲載されていることも多い。なにせ、マイナーなものまで含めたら歯科だけでも100を越える国際誌があるのだから。

大学にいるころは大学丸抱え、ないしは附属の図書館で文献依頼をすれば比較的簡単に入手できた。ところが、こうして独立して医院開業をするとその手段がないのが現実なのだ。

というわけで、こどもみらい館である!

小さなかわいらしいカウンターを、恐る恐る訪れたのが去年の秋。なんと、とても丁寧に対応していただき、時間はいくらかかかるものの、国内のどこかに収蔵されているものであれば、文献複写をしてくれるというのだ。

大の男がひとりで、コドモもだらけの小さな図書ゾーンに入るのは、今もちょっと恥ずかしいけれど、実は大人にもやさしい こどもみらい館。

大人の明日を創造する、「おとなみらい館」でもあったのだ。

子育て図書館の担当者さま、いつもありがとうございます。微力ながら、地域医療に貢献するためにも、これからもお世話になります。ご面倒とは思いますがよろしくお願いいたします。

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