EBMと考える手 その1
こんにちは、なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。
(今回は大きなテーマになる分だいぶラフな話になります。
同業の方は片目をつぶってお読みください。)
というわけで、EBMの話。
医療業界では周知の言葉だが、一般の方々には未知の言葉かもしれないので、今日はそのことについて。
正確には”Evidence Based Medicine=科学的根拠に基づいた医学” のことである。
なんだ当たり前のことじゃないか、と思われるかもしれないが、実はこういうことは最近までおろそかであったのだ。
じゃあ、何を基準にドクターは治療をしていたのか?
ひとつには、教科書。
もうひとつは先輩、先人、その道のオーソリティーと呼ばれる人の意見。
教科書は確定的な要点が書いてある。しかし、あくまでリファレンス(参照)のための構成をとっていることが多く、
「Aの病態をとる患者さんに対し、BとCの治療法どちらが適切でその成功率はいかなるものか」
という臨床的な命題に対して判断決定をサポートする記述にはなっていない。また、最新術式、機材に関しての知見は含まれていないことが多い。
オーソリティーの意見はどうか?聞くと、経験に裏打ちされた臨場感のある説明でなるほどと納得してしまうことも多い。ところがこれも怪しいことが多い。科学的な信憑性としては根拠レベルの最下層にあるとされている。
そもそも医学的知識というものはどこから生まれるのか。
それは研究である。その結果が記述された論文である。
ここから話は面倒になる・・・。
EBMと考える手 その2へつづく

