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銀座百点 

なかい歯科 御所南ほてつインプラントセンター 中居です。

  

先日、銀座を久しぶりに京橋のほうから歩いた。

かつてよく通った裏通りの「並木座」のことを、最近では思い出すことも少なくなってしまった。閉館してもう10年たったらしい。海外ブランド旗艦店が立ち並び始めたのもそのころからか。

 

しかし、晴れた日に大通りを歩くと、ビルの間にまっすぐ広がる空の「抜け感」が気持ちいいことだけはいつも変わらず昔のままだ。背筋がしゃきっとして、その時々の心のブレを補正してくれる。字体でいうとまさに楷書体。んな楷書体で書かれた銀座の月間誌がある。

 

銀座百点

 

銀座百店会(実際は150店舗ほどあるようだが)が毎月発行していて、加盟店のレジ付近によくおいてある。無料。にもかかわらず、なかなか読ませる内容だ。そのために有料で定期購読したいぐらいだ。

 

それもそのはず、執筆人がすばらしい。今月号だけでも、小田島雄志、阿刀田 高、新藤 兼人、木崎 さと子、川本 三郎、稲葉 賀惠、浅井 愼平、中村 獅童、沼田 早苗、、、、。

面白くないわけがない。過去には、三島 由紀夫、遠藤 周作、和田 誠、向田 邦子などなど。本好きにはたまらない豪華布陣である。アメリカに”THE NEW YORKER”というセンスのよい昔からの雑誌があるが、そこから政治色を除いてB6変形サイズにした地味な体裁の冊子である。表紙も秀逸。銀座の歴史とそこで働くプロフェッショナルによって築かれた「東京の良質」を体現した冊子といってもよいだろう。

 

通りを見上げながら、ふと考えた。

京都だって「歴史」と「プロフェッショナル」には事欠かないだろう。だったら、「京都百点」のような「京都の良質」を凝縮した雑誌も成立するだろう、見てみたいものだと思った。私なりの仮想「京都百点」の構成は勝手に出来ているのだけれど、、、。

 

「京都百点」。なかい歯科近隣の名店や老舗には軒並みお声がかかることであろう。

しかし、うちはまだまだ「百店会」など滅相もない、お呼びでない。ならば「寺町百点」ではどうだろうか、、、。であれば、、、いやいや、、、でも、、、、。

 

尽きぬ妄想の果て、通りは薄暮となり私はすでに新橋に迫っていた。

 

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